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トップ>カテゴリー>09都議選|09.06.29

シリーズ 09都議選 注目選挙区を追う 中野区(定数4) 植木こうじ都議

 豊かな実績 被災者も「誠意に心打たれた」海外視察問題

植木都議 中野区内を流れる妙正寺川でいま、大規模な水害対策工事が進んでいます。川底掘り下げなど3・9㌔㍍にわたる工事は今年度中に完了します。
 妙正寺川は2005年9月に、1時間に100㍉を超える集中豪雨で氾濫。日本共産党の植木こうじ都議は自宅も被害を受けましたが、浸水した家に駆けつけ、夜中3時半まで救援活動に加わりました。決算特別委員会で集中的な水害対策を求めるなど、現在進んでいる対策は植木さんの質問が実ったものです。上高田地域で水害にあった女性は、「護岸工事の説明会で何より心強かったのは、植木さんが工事業者に質問してくれたことだった。たびたび足を運んでくれて、その誠意には心を打たれた」と話します。南台にある都営住宅では5月から、植木さんが住民とともに4年前から要望していたエレベーターの設置工事が始まりました。長く取り組んできたテーマである民間住宅の耐震化でも、何度も要望したマンションの専門部署が、今年4月から都に設置されています。
  「どんな相談でも解決まで粘り強く取り組む実行力がある人」。13日に開かれた事務所開きでは、参加者から「中野区から植木さんの議席がなくなったら、私たちの暮らしに重大な影響が出てしまう」という訴えが相次ぎました。

 地域の要求掲げて「過去最高の得票を」

 中野選挙区には自民党と民主党がそれぞれ、現職と新人を1人ずつ擁立。公明党の現職と共産党の植木都議を加えて、有力6候補が4議席を争う大激戦です。
  過去5回の都議選で現職が必ず一人は落選しており、今回で5期目を目指す植木さんも8年前の選挙では苦杯をなめました。JR中野駅では共産党に加えて、自民党や民主党も帰宅するサラリーマン層向けの宣伝をするなど、誰が落ちてもおかしくない選挙戦となるなか、各党のたたかいもヒートアップしています。自民党や公明党の陣営はそれぞれ、「最後の議席を共産党と争っている」と組織を引き締めるなど、植木さんを追い落とそうというシフトも強まっています。
  自民党の現職は、各種団体との懇談を連日のように開き、医師会などとの協力関係をアピールするチラシを配布しています。新人候補は中野駅周辺で12時間連続の宣伝に連日、取り組んでいます。民主党は、地元の長妻昭衆院議員の人気を利用して宣伝しているほか、「八ツ場ダムより子育て支援を」と宣伝するなど、野党ポーズを強調。現職候補は、七生養護学校事件の裁判で教育への不当な介入を断罪された都議らと同じ「靖国派」の議員ですが、地元では子育て政策などを中心に訴えています。公明党は、全国から動員された創価学会員が集まり訪問活動を展開しています。

小児救急再開に取り組む

 共産党の中野地区委員会は、投票率の上昇で最低当選ラインが上がるとして、得票目標を2万7000に引き上げました。植木さんの過去の得票は2万票前後で、過去の都議選にない得票が必要です。
  これまでに手の届かなかった人たちに支持を広げるために、陣営では地域の要求を実現する選挙を貫くことに力を注いでいます。反響の大きい保育所待機児解消や75歳以上の医療費無料化の署名に取り組むとともに、警察大学校跡地の再開発問題や西武新宿線の開かずの踏み切り解消と地下化での立体化など、各地の支部が地元の要求を掲げて運動に取り組んでいます。区内に小児二次救急に対応できる病院がない問題では15日、植木都議が母親らとともに都福祉保健局に対して、都として中野区への支援策をとるよう申し入れました。商店街の集まりでも、これまでは自民党にしか投票してこなかったという人が、「今回は自民党も民主党もだめだ」と共産党を支持すると話すなど、変化が起きています。
  陣営では地域ごとに拠点を設けて、数10人規模で宣伝する「集中行動デー」を行うなど、今までにない取り組みで、植木さんを都議会に押し上げたいと意気込みます。

(「東京民報」09年6月28日号に掲載)