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トップ>カテゴリー>09都議選|09.06.29

シリーズ 09都議選 注目選挙区を追う 葛飾区(定数4) 田村智子予定候補

 町会長、老人会長も注目 「くらし応援」で駆けめぐる

田村予定候補 「1㍍1億円で外郭環状道路を造るって、ほんとうですか?」
 葛飾区の新小岩駅前で、建設会社に勤めるサラリーマンたちが演説する田村智子都議予定候補に話しかけてきました。「ゼネコンの僕らでも分かるひどい無駄遣いです」と言い、渡された「東京民報号外」に見入ります。
 ストリートミュージシャンの青年も「75歳以上の医療費無料化に大賛成」と共感。お花茶屋地域の町会長は、「私は自民党支持だが、田村さんのことは尊敬している。労働のこと、福祉のことは田村さんにがんばってほしい」と期待を述べるなど、下町の葛飾区で、くらしの厳しさから、党派をこえた注目が広がっています。
 田村さんの演説は葛飾のまちのあたたかみが伝わってくると好評です。手作りのいすが置いてある商店街の八百屋や、しょうゆ差しの差し口や冷蔵庫の部品を作っている近所の町工場のことを語り、それを壊す政治への怒りと政策を、自分の言葉で語り広げています。地域の後援会は連日のハンドマイク宣伝に取り組み、これも町で評判です。

「ぎりぎりの生活」 暮らし支援策「実現して」 議席奪還かけて挑む

 葛飾選挙区の情勢について、堀切地域の町会長は「共産党がいっしょうけんめい歩いている。自民党は危ないと言われているので必死だ」と話し、四つ木地域の町会長は「公明、民主は強い。共産がどこまで食い込めるかどうかだ」と話します。
  定数は4。自民2公明1民主1の現職に、共産党が4年前に失った議席奪還をかけて挑む構図、有力5候補が激しく争う様相です。12日に志位和夫共産党委員長を迎えた演説会は、その大きな跳躍台でした。演説会に向け各地域で、区議会議員を先頭に各町会長を訪問。「志位委員長来る」の大看板は、「党首が来るなら聞いてみたい」と声が上がるほど目をひきました。

初めて演説聴く人も多数

 会場となった区内最大のモーツァルトホールは、2階席までぎっしり埋める参加で大成功を納めました。葛飾の共産党がこの会場を満席にするのは初めてです。
  会場には町会役員が連れだってきたり、町会長や老人会長、会社社長、住まいを失った労働者など、初めて共産党の話を聴くという人がたくさん来場。田村智子候補や志位委員長の演説に耳を傾けました。初めて参加した町会長は「相容れないところもあるが、党首はなかなかの人物と思った」。別の町会長は、「初めての話を興味深くうかがった。これから選挙は本番になるが、共産党に頑張っていただきたい」と語っています。

教育費・医療費で駆け寄って署名

 田村さんはこの間、各分野の小集会や要求の聞き取りにも旺盛に取り組みました。業者・子ども・若者などの分野ごとの「くらし応援」の政策に期待が高まっています。
  新日本婦人の会内の後援会は、「高校生に返済不要の奨学金制度」を求める「こども署名」と、75歳以上の医療費無料化の「おとしより署名」に取り組み、この要求を実現する選挙にしようと奮闘しています。9日の青戸駅での署名行動では、教育費の負担が重すぎると駆け寄って署名する姿がありました。医療費の重い負担と高い保険料に対する怒りの声は町の津々浦々で聞かれます。「日の出町でできたんだから(75歳以上の医療費無料化を)東京都でもやってもらいたい」と語る奈良富美子さん(75)は、昨年初めて入院し、医療費の高さに驚いたと言います。
  「ぎりぎりの生活だから病気やけがが一番の不安。75歳になって初めて、食べるもの以外の高負担を実感しました。マル福を取り戻して」と奈良さん。

「受注減り週3日は従業員に休み」

 昨年からの金融不況の中で、業者の願いも切実です。製造業を営む高橋正智さん(71)は、11月から仕事が減り、今は半分以下。週三日従業員に休んでもらっています。「商店街もものづくりもこのままでは壊滅する。うちはゴム金型の製造40年、ほかで作れないものも注文にこたえて作ってきた。ものも作らない、売れない国になっていいのか」と怒ります。共産党の中小企業政策の「休業補償」と低金利、返済据え置きの融資や、商工支援の実現のために「共産党に伸びてもらわなくちゃ」と言います。
  かつて都には、高齢者への医療費無料化や、商店街の個店支援、商工指導所、特養ホームや保育所の用地取得への助成などがありました。田村さんは「この切り捨てに賛成してきたのは自民・公明と民主党も。私は皆さんと一緒に運動し、どんな困難があっても必ず実現します」と力を込めました。


(「東京民報」09年6月21日号に掲載)