都議会報道ページへのボタン

トップ>カテゴリー>09都議選|09.07.01

シリーズ 09都議選 注目選挙区 =豊島区(定数3)・吉良よし子都議予定候補=

 「未来があってステキ」”若さがキラリ”評判に 

吉良よし子さん  「26歳で新鮮、なかなかの候補者だ」―。豊島区(定員3人)でこの2月、日本共産党から立候補を表明した吉良よし子さん(26)の評判と期待が日に日に高まっています。共産党が前回議席を失い、回復をめざす5選挙区の注目のひとつ。豊島地区委員会と後援会は、自民、公明、民主の現職の一角を切り崩そうとかつてない意気込みです。4月22日には豊島公会堂に市田書記局長を迎え、8年ぶりという750人の大演説会を開催。11日には、党と後援会の合同決起集会を持ちました。

自民党員も応援

 投票日まで2カ月を切った土曜日。白いスーツ姿の吉良さんは地元、長崎に姿を見せました。読者や後援会員へのあいさつ回りです。
  「ポスターの写真よりずっとステキ」「若いから未来を感じるね」。男女、年代を問わず、初めて会う吉良さんに驚きと称賛の声。吉良さんは、なぜ立候補を決意したのか、を一生懸命話します。 企業が作成する社会的責任の報告書づくりのアドバイスを仕事としてきたこと。企業に環境や雇用を守る責任を果たさせるためには政治の力が必要だと決意したと―。「若いのにしっかりしているね」の声が返ってきます。
  「都政がキラ☆リ」のキャッチフレーズがピッタリの吉良さんです。 自民党員でもあるという人も「共産党を応援している。今回は推薦人になってもいいくらいの気持ちだ」と応援を約束しました。

危機感抱く他党

 現職の3人は、吉良さんの立候補表明で、にわかに動き出しました。自民の予定候補は、13日から池袋駅西口近くの繁華街に事務所を開設。「人気がない」と公認されずにきたものの「新人は大変」という判断から、最後の段階で公認となりました。「それだけに必死だ」(地元有力者)と言っています。
  「風に乗る」という民主党の予定候補者も、人通りが多い山手通り交差点近くに事務所を構え、2階に大きな看板を張り出しています。公明党の予定候補は、徹底した路地裏回り。「組織をフル動員し、すでに票固めに入っている」と言われています。
  豊島区の選挙情勢に詳しい地元の有力者は、「自民党の予定候補は『人気がない』といっても本気になればすごい力がある。新人が『一角を崩す』と言っても簡単ではないことを肝に銘ずるべきだ。時間がないが、共産党の候補者はすばらしい。その魅力と政策をどれだけ浸透させるかにかかっている」と言っています。
  共産党の都議がいなかったこの4年間、豊島区は都民いじめの都政の影響をもろに受けました。その一つは高齢者福祉です。とくに、公立の特別養護老人ホームはこの4年間、ひとつも増設されませんでした。特養ホームへの都加算補助と用地費助成の廃止が大きな原因です。そのため、入所を希望しても入れない待機者が、豊島区で1000人を超えています。
  菓子問屋を営む柴田紀和夫さん(66)は、今年8月で100歳になる父親の特養ホームの入所を、4年ほど前から希望してきました。しかし、要介護3の父親は「要介護4にならなければ入れない」と言われ、4月から介護認定基準の改悪で、さらに入所が遠のきそうです。

「共産党に期待」

 柴田さんは言います。 「妻は寝たきりの父の介護が重なり、疲れ切っています。すぐにでも特養ホームに入所させたい。高齢者の福祉を削る石原都政に立ち向かえない政党は都民に必要ありません。共産党が都議会で今以上の大きな力を持てば必ず変わります」
  保育所の待機児がこの4月、一気に倍を超え122人となりました。増加率は都内で3番目です。都立病院の民営化計画で、都立大塚病院が民間に移管されたら豊島区の公立病院はゼロに。認可保育園の大幅増設、都立大塚病院の存続を主張しているのは共産党だけです。吉良さんは、両手でガッツポーズをつくってきっぱり。「都民の暮らし、福祉、環境を守る都政に変えます。同世代の若者の『生きづらさ』を変えます」

何としても都議会へ

  地元の長崎に住む、前フェリス女学院大学学長の本間愼さんは、吉良さんに大きな期待を寄せています。 「大変、新鮮で引きつける魅力を持った女性です。とくに、企業の社会的な責任については、仕事を通じ自らつかんだことだけに、〝企業優先の政治を変えたい〟という思いは説得力があり、本質を突いています。これほど石原知事と自民、公明、民主のオール与党に都民が痛めつけられているとき、その一角を何としても崩してほしい」


(「東京民報」09年5月24日号に掲載)