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トップ>カテゴリー>09都議選|09.06.30

シリーズ 09都議選 注目選挙区 =江東区(定数4)・あぜ上三和子予定候補=

 「人の命を大切にする政治を」 聴衆の心に響く訴え

あぜ上三和子予定候補 「あぜ上さんは天性の福祉の人です」。あぜ上三和子さんへバトンを渡した東ひろたか日本共産党元都議は、ひと言でずばりと言い切ります。
 あぜ上さん自身も「福祉は私の原点」といいます。障害者施設や保育室で働く中で、「子どもたちや障害のある人たちに、人の命の尊さ、生きることの素晴らしさを学んだ」と、のべています。それだけに、石原都知事が「何がぜいたくかといえば、まず福祉」といって、福祉・医療・教育を全国最低レベルまで切り捨ててきた都政をなんとしても変えたいとの強い思いが、有権者の気持ちをとらえています。
 医療の面では、医師不足、都立病院の縮小・独立採算制の導入、都立小児病院の閉鎖が進められる中で昨年10月、痛ましい事件が起きました。
 あぜ上さんは演説の中で、江東区内の妊産婦が病院をたらいまわしされたあげく、赤ちゃんは助かったものの母親が命を落とした事件に必ず言及します。その父親が「生まれたこどもを抱くことができない母親を二度とつくらないでもらいたい」と話していることを紹介し、この父母の無念の気持ちを生かさなければ─そう思う強い気持ちが聴衆に伝わり、目頭を熱くさせています。
 実情を把握するために都立墨東病院を訪ね、院長や事務局長と懇談したり、日の出町が、75歳以上の高齢者の医療費を無料にしたと聞くと、気軽に現地へ出かけていきます。その行動力が話に厚みと深みを与え、聴衆の心に響いています。

かつてない激戦に挑む

 江東区の都議選は、8人の候補者による多数激戦の様相です。4議席をめぐって自民・公明、民主、共産から5人が立つとみられ、政党間では一人はみだしの選挙です。残り3人は無所属候補で無党派層の取り込みを狙っています。
 共産党江東地区委員会は「あぜ上勝利にとってかつてない激しい選挙戦になっている。対話・支持拡大の遅れは、重大な結果をまねく」と、強調しています。あぜ上予定候補は、区議の経験と実績、弱者に寄せる熱い心、どれをとっても抜群の候補者です。しかし、都議選は新人。あぜ上さんの地元・深川地域でこそ、町会の保守層からもあたたかい声援が飛ぶことがあります。しかし、その他の地域では、知名度の広がりはこれからです。
 このため、党と後援会はこの間、あぜ上さんの紹介・公約ビラを全戸配布。党区議8人の地元地域で、共同または単独の演説会や「つどい」に取り組んできました。各区議地域とも区議会選挙を上回る取り組みをしてきました。初めて参加した人も多く、共産党への期待の高さも示しました。
 全戸配布のビラをみた人から、「命を守るために石原都政を変える意気込みが伝わってくる」などの声が寄せられています。区内の都営住宅などに「高齢者は国の宝、75歳以上は医療費無料に!」のビラを配布したところ64歳の女性から地区委員会に電話がありました。「『高齢者は国の宝』というビラを読んだ。あぜ上さんのいうとおりです」と。演説会や「つどい」に参加した人からは「初めてあぜ上さんの話を聞いたが、ひとつひとつ胸に響いてきた。なんとしても当選させたい」、「区議会でいち早く取り上げ、子どもの医療費無料化の生みの親ということもわかった。公明党の集まりにいくと、政策もなく何でも自分でやったという。大変な違いだ」などの感想が寄せられています。
 他の候補の活動も一段と激しさを増し、「オール与党」で、福祉、医療、教育などを全国最低にまで切り下げ、税金の浪費を重ねてきたことを棚に上げた宣伝をしています。あぜ上さんは、新銀行東京やオリンピックを口実にした外環道建設など、無駄遣いを財源問題とあわせて批判しています。
 都議の豪華海外視察の問題では、全国一高い一人189万円もの税金を使い、民主党は、一人191万円も使って南米の有名観光地に行き、視察報告は他人の論文の盗用で、江東区の民主党の都議が謝罪しています。
 あぜ上さんは「こういう人たちが、無駄遣いをただすことができるでしょうか。生活苦にあえぐ都民のくらしや福祉の心がわかるでしょうか。今度の都議選は石原都政とオール与党によって失われた10年の福祉を取り戻す選挙です」と訴え、支持を広げています。

(「東京民報」09年5月31日号に掲載)