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トップ>カテゴリー>09都議選|09.07.01

シリーズ 09都議選 注目選挙区 =文京区(定数2)・小竹ひろ子都議

保育所待機児・75歳以上医療費「2つのゼロ」実現を

小竹ひろ子都議 「共産党も変わってきたね」―文京区のまんだち幹夫共産党区議は、最近、7人が働く製本業者の社長から声をかけられました。
  区の地場産業である製本業は、出版不況と単価切り下げのなかで、廃業も相次ぐ状況です。町会長でもある社長が「変わってきた」と言ったのは、4月27日に共産党が文京区のシビックホールで開いた演説会に参加した感想です。
  社長は、演説会の前に開かれた志位和夫共産党委員長と各界の人たちとの懇談会にも出席。志位氏が、下請けいじめをやめさせることや、融資の充実など中小零細企業支援策を提起したことに、「私も考えていたこと」と発言しました。80人ほどの懇談会には、ニューヨークなどにも事務所を持つ投資銀行の役員や、薬剤師会の役員、宗教者など多彩な人が参加しました。
  発言も多岐にわたり、投資銀行の男性からは、「もっとも重要な資産は人材なのに、日本は労働市場が壊れている。労働組合などで投資ファンドをつくり、『派遣切り』する会社は、空売りして株価を下げたら」という提案もありました。この男性は、懇談会の後、衆院東京2区の中島つかね予定候補が会うと、「選挙のときには応援演説してもいいよ」と話していたといいます。

演説会参加を450団体に呼びかけ

  同区の都議選は、共産党の小竹ひろ子都議のほか、民主党現職、自民党元職の3人が定数2を争うと見られます。前回05年の選挙で小竹都議はトップ当選していますが、4人が立候補した選挙でした。01年の選挙は今回と同じ、3人の立候補でしたが惜敗しています。
  小竹都議の陣営では、他党を支持してきた人にも、支持を広げる必要があると取り組みを強めています。演説会も、「立場が近い団体にまずは参加を呼びかけ、広げていくというこれまでの発想を転換しよう」と、450もの団体に参加を呼びかけ、共産党の演説会では初めて文京シビックホールの1800の席が埋まりました。文京区の建設関係のある団体も、参加を呼びかけた一つ。会長をはじめ10社ほどが志位委員長との懇談に参加しました。
 文京区ではかつて、大型の公共事業に中小零細の建設業者が参入しやすいよう、中小企業同士で組んだJV(共同企業体)が入札に参加できました。そうした仕組みを区が拡充することや、都政でも実現するよう提案してきた小竹都議と共産党区議団への信頼感をあらわすように、懇談会で同団体幹部は、「文京区の共産党は、私たちの支え」と紹介しました。

子育て・介護世代の要求掲げる

 今回の都議選を前に、小竹都議は「75歳以上医療費負担ゼロ」と「認可保育所待機児童ゼロ」の「二つのゼロ」を求める署名と宣伝に取り組んでいます。
  前回の選挙では、中学生までの医療費無料化署名を約5000人から集め、終盤には、保育園や幼稚園の前で「小竹さん、がんばれ」と多くの声がかかり、マンションのベランダから手を振る若いお母さんも次々と現れる状況が生まれました。すでに文京区では中学生までの医療費無料化が実現し、全都でも今年10月から入院は無料、通院は200円に負担軽減されます。
  今年1月までに集めた文京区民アンケートでは、30歳代と40歳代の子育て世代の回答が1100通のなかで35%、70歳代以上の世代が25%を占めました。区内の人口構成は35歳前後の世代が急増しており、「二つのゼロ」署名は、子育てと親の介護の両方に悩む、こうした世代の声に応えようというものです。
  文京区内で子育てをしている田中みちこさんは、「保育園の入園は死活問題。他区の友人の話を聞き、福祉の内容が自治体によってこれだけ違うのかと、愕然とした。抜本的な待機児対策を緊急にお願いしたい」と、二つのゼロ署名に取り組む小竹都議への期待を語りました。

(「東京民報」09年5月24日号に掲載)