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トップ>カテゴリー>2009年都議選 |09/07/03

東京都議選 3日告示 各党党首が第一声 

志位委員長の第一声 都議選が3日告示されました。42選挙区、総定数127に対し221人が立候補しました。12日に投開票されます。経済危機の深まりのなかで、オリンピック招致を看板にした超大型開発を進める石原都政を支える自民、民主、公明の「オール与党」と、これに反対し、暮らし・福祉優先の都政への転換を訴える共産党との激しいたたかいになっています。立候補者の内訳は、自民党58人、民主党58人、公明党23人、共産党40人、生活者ネットワーク5人、社民党2人など。各党の現有議席は自民48、民主34、公明22、共産13、ネット4などです。
 各党の党首は、街頭で第一声をあげ、支持を訴えました。共産党の志位和夫委員長は杉並区のJR荻窪駅北口で、共産党の前進と吉田信夫候補必勝への支援を呼びかけました(写真)。志位氏が「共産党を伸ばせば必ず都政は変わります」と訴えると、聴衆から大きな拍手がわきました。自民の麻生総裁(首相)は青梅市、民主の鳩山代表は中央区築地、公明の太田代表は荒川区で第一声をあげました。

共産党 志位委員長 「暮らしかかった選挙」 本当の対立軸は福祉切り捨てに賛成した自民、公明、民主の「オール与党」対共産党

第一声を聞く人たち  志位氏は「都民の暮らしがかかった大事な選挙」と切り出しました。選挙で野党ポーズを強める民主党について、石原知事の提出議案に99・3%に賛成していると指摘。「都政では自民、公明、民主の『オール与党』か共産党かに本当の対決軸がある」と強調。民主党が1000億円の税金を使って設立した新銀行東京を「夢とロマンの持てる新銀行」と賛成したのに、経営破たん状態になると「都政史上最悪の失策」と大宣伝していることについて、「(設立に賛成したことに)まず都民の前で反省すべき。与党なのに野党のポーズを取るのは政党として誠実ではない」と批判しました。
  その上で、都議選の争点について「住民の福祉と暮らしを守る」というのが自治体の本業なのに、石原都政のもとで、都の高齢者福祉が全国最下位にまで転落したことや、都民に必要な都立病院をつぶし、子どものための少人数学級を全国47都道府県で唯一実施していないことをあげ、「自民、公明、民主の「オール与党」の共同責任が厳しく問われる」と批判。同時に、共産党と都民の運動で75歳以上の医療費無料化、都立3小児病院の存続、30人学級実現へ、「あと一歩のところまで追いこんできている」と強調。「財源の心配はいらない」とし、都の財政がスウェーデンの国家予算並で、オリンピック招致を看板にした1㍍1億円もかかる外環道など超大型開発の無駄をやめれば財源はあることを明らかにしました。
 志位氏はまた、今度の都議選で「政党の値打ちを丸ごと判断してほしい」とのべ、政党を選ぶ4つの試金石として①消費税に財源を頼る党か、頼らない党か②財界にものを言える党か、ものをいわれている党か③企業・団体献金に頼る党か、拒否する党か④自民・民主の「2大政党」による危険な政治の競い合いにストップをかけることができる党はどこか―を提示。「共産党を勝たせていただければ、都政は必ず代わります。みんなの力で安心して暮らせる東京をつくりましょう」と訴えました。

自民党 麻生首相 都政語れず

麻生首相の第一声  麻生太郎首相は3日、自民党の都議選第一声で青梅市と文京区内で演説しました。
このうち、文京区内では「自民党総裁になって9カ月間、景気対策をやってきた」として、定額給付金やエコポイント制度の導入などを「実績」として強調。「民主党は、これに反対してきた」「政権交代は手段で、何をやるかが大事だ。政権交代が景気後退にならないようにしないといけない」と、「政権交代」を前面に打ち出している民主党への批判を繰り広げました。
 その一方で、都政の重要課題については演説で何も触れませんでした。
地元の同党衆院議員や、文京区長らも登壇し、共産党の小竹ひろ子都議を意識した発言を繰り返すなど、元職の自民党候補への支援を訴えました。

民主党 鳩山代表 新銀行問題で野党ポーズ 「故人献金」でヤジも

鳩山代表の第一声 民主党の都議選第一声は3日、中央区の築地市場周辺で行われました。鳩山由紀夫代表は都議会で石原知事の提出議案の99・3%に賛成してきた事実を隠して、野党ポーズを打ちだすとともに、「この国を、東京を、私たちの手に取り戻そう」と政権交代を強調しました。
鳩山氏は「築地は世界で、“魚市場”として通用する言葉。都知事が、都議会が、それを失わせることは許されない」と、築地市場移転を批判。新銀行東京の経営破たんについても、「新銀行東京の無駄遣いもべらぼうだ。1000億円で足りずさらに400億円を投入しても先が見えない。こういうことを二度と起こしてはいけない」と述べました。
 民主党は新銀行東京の設立を都議会で賛美し、1000億円を出資することについても賛成しています。
 また、築地市場の移転についても都議会民主党は、「仲卸業者の経営を十分に配慮するなかで、(移転)計画を具体化していく必要がある」(03年7月4日経済港湾委員会)「築地地域の(跡地利用の)まちづくりは、地元区の意見も十分配慮していく必要がある」(06年2月28日本会議)など、移転を前提にした主張を繰り返していました。同党が移転反対を言いだしたのは、07年の都知事選で反対する世論が盛り上がった後です。
 鳩山氏の演説は、こうした都議会での「実績」を隠して野党ポーズを強調したもので、都民を欺くものという批判は免れません。
 鳩山氏は、「故人献金」などの虚偽記載問題については一切、演説で触れませんでした。演説が終わると、聞いていた人から「故人献金はっきりしろ」という野次が飛んでいました。